米国のファッション婦人服やスポーツウェアは休日の販売に強い

マスターカード（MasterCard）グループは、最新の休日消費報告書の中で、「婦人服、ジュエリー、カジュアルな食事の強い需要、感謝祭翌日（11月28日、ブラックフライデー）からクリスマス前日（12月24日、クリスマスイブ）までの米国の小売売上高は5.5%増加した。

また、全体衣料品販売婦人服はブラックフライデー以降、中程度の伸びを示した。

Belus Capital Advisorsの責任者ブライアン・ソーズ（Brian Sozzi）によると、スタイリッシュな女性服やスポーツウェアの販売を中心とした解析的なパンニ（JCPenney)はその中の大きな勝者かもしれない。

しかし、ソズ氏によると、売上高の増加は利益に等しくなく、成長が利益に転化するかどうかはまだ分からない。これは年内に多くのアナリストが今年の衣料品の割引幅が大きすぎて、「損をして金を稼ぐ」と警告している懸念と一致している可能性があるという。

マスターレポートによると、上述の売り上げが好調な婦人服のほか、中間の桁成長に達した消費カテゴリーには家具、ジュエリーなどが含まれている。

マスターの消費報告書によると、エレクトロニクス製品の11月28日（ブラックフライデー）から12月24日までの販売は「ほぼ横ばい」で、ほぼ最悪の消費カテゴリを示している。11月1日から計算すると、電子製品の販売は前年同期に及ばない。

ソズ氏によると、彼の実際の調査では、百思買（BestBuy)のハイエンドテレビ、イヤホン、時計は特によく買われており、特にクリスマスの数日前には棚がほとんど掃除されていた。彼は、電子製品のパフォーマンスが悪いのは、パソコンやその他の電子製品の大幅な値下げによる全体的な売上高の下落による可能性があると考えている。

この報告書は、主にマスター決済ネットワークの支出追跡に現金やその他の支払い形態の推定を加えた休日販売報告書を通じて、業界にこの休日販売シーズンに関する大まかな状況を提供している。公式データや小売業者の業績報告書は来年1月になるまで待たなければならない。

権威ある業界協会全国小売連合会（NRF）はこれまで、今年11月と12月の小売り販売4.1%増加し、2011年以来最大の年間成長幅となる。